2024年5月9日に発売されたTicWatch Pro 5 Enduro(ティックウォッチ プロ ファイブ エンデューロ)をMobvoi(モブボイ)様よりレビュー用にご提供頂いたので前作から何が進化したのかを中心に紹介いたします。
TicWatch Pro 5 Enduroは約90時間のロングバッテリーと高品質のサファイアクリスタルガラスを搭載したアウトドアでもハードに使用できるスマートウォッチとなっています。
商品名になっているEnduroとは山道や林道で行うオートバイや自転車の耐久レースの1種を意味するエンデューロレースが由来になったと考えられます。
細かい傷を気にせず使用できるサファイアクリスタルガラスと高品質なフルオロエラストマーバンドによって普段使いとしての使い勝手も大幅に改善されています。
前作のTicWatch Pro 5無印でも高級時計を所有しているという満足感がありましたが今回のEnduroでは高級感をそのままに耐久性や使い勝手をブラッシュアップしたモデルという印象を受けました。
SoCは前作と同じ最新のSnapdragon W5+Gen1を搭載しているので動作面での不満はありません。OSはGoogleのWear OSを搭載しているのでスマートウォッチとしての完成度も非常に高くなっています。
Wear OS搭載のスマートウォッチを使用するのは前作のTicWatch Pro5無印が初めてだったのでGoogleアプリやandroidスマホとの連携、NFC決済ができることに感動したことを覚えています。
前作のレビュー記事も出しているので気になる方はぜひ参考にしてみてください。
※今回はZenfone10とペアリングしてレビューを行いましたがTicWatch Pro 5 EnduroはiosのiPhoneとはペアリングできないので注意してください。
外観
外箱は前作同様に縦長で高級感を感じます。充電器ケーブルは前作と互換性がありました。
前作からの変更点
項目 | TicWatch Pro 5 | TicWatch Pro 5 Enduro |
バッテリー性能 | 最大80時間 | 最大90時間 |
ディスプレイ | ゴリラガラス | サファイアクリスタルガラス |
バンド | シリコンバンド | フッ素ゴム(フルオロエラストマー) |
①バッテリー性能
一昔前のWear OS搭載のスマートウォッチはバッテリーが1日持たないという悪い印象をもっていましたがTicWach Pro5 Enduroはバッテリー性能が高くエッセンシャルモードというFSTN液晶を使用した省電力モードだと最大45日間という脅威的なバッテリー性能を誇っています。
そして今回、Enduroに進化したことで通常モードの有機ELディスプレイを使用した場合のバッテリー持続時間が最大90時間となり前作から10時間も改善しました。
②ディスプレイ
前作のゴリラガラスでも目立つような傷はつきませんでしたが、今回サファイアクリスタルガラスが採用されたことで耐久性が大幅に強化されました。
Enduroが発表された時に個人的に一番嬉しかったポイントがサファイアクリスタルガラスが搭載されたことでした。今まで以上にクリアで傷がつきにくくなるので長期で使用したい方におすすめです。
③バンド
今回バンドもシリコンバンドから柔軟性のあるサラサラとしたフッ素ゴムを使用したフルオロエラストマーバンドに変更になりました。
前作のシリコンバンドは汗をかくと蒸れてべたつく感じか正直デメリットに感じていました。
素材がフッ素ゴムに変更になったこととバンド内側が凹凸のあるデザインに変更されたことで蒸れにくくなり使用中の不快感は大幅に減少しました。
ただしバンド幅が24mmと少し太めなので個人的にはもう少し細い方が好みです。バンド重量もそこそこあるので前作では非純正のナイロンバンドをアマゾンで購入して使用していました。
またバンド外側のデザインも矢印を基調とした模様に変更されています。
④ベゼルデザイン
両機種を並べないとなかなか違いが分からないと思いますがベゼル外側の金属加工が前面から側面に変更になっています。またバンドと同様に金属加工の模様が矢印のようなデザインに変更されています。
Enduroは前面のベゼルがフラットになったこで指の引っ掛かりが減り操作しやすく感じました。
また、前面のベゼル部分がすっきりしたことでディスプレイサイズに変更はありませんが前作より画面が大きく感じます。
⑤クラウン回転ボタン
クラウン回転ボタンも少し大きくなり形状も円錐形からドーム形状に変更になったことで指に引っかかりやすくなり操作性が向上しました。
また回転操作が前作よりも細かく画面に反映するようになりました。回転時のバイブレーションについても前作より反応が小さくなり高精細さが増したように感じます。バイブの強さは変更できないので好みは分かれるかもしれません。
⑥サイドボタンのカスタマイズ
前作ではサイドボタンを押すと最近使用したアプリの表示しかできませんでしたが、Enduroでは設定で任意のアプリに割り当てができるようになりました。
私はGoogleカレンダーを設定しましたがアラームやGoogleウォレット、Youtube Musicなど人によってカスタマイズができるようになったのは嬉しいポイントです。
最後に
Enduroになってサファイアクリスタルガラスやフルオロエラストマーなどグレードアップしたのにもかかわらずこの円安の中、価格が前作から据え置きなのは正直驚きでした。
前作をセール価格で購入するのもありだと思うので気になる方は下記の販売サイトをチェックしてみてください。
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