今回、Mobvoi様からハイエンドスマートウォッチのTicWatch Pro 5をご提供いただいたので1週間ほど使用した感想を紹介します。
【追記】
2024年5月9日後継機のTicwatch Pro5 Enduroが発売されました。こちらのレビュー記事も紹介しているので合わせて参考にしてみてください。
・バッテリー持ち
・2層ディスプレイ
・Google Pay(電子マネー)は使えるのか
・Googleアプリ
TicWatch Pro 5
TicWatch Pro 5はGoogleの最新OSのWear OS 3.5と最新CPUのSnapdragon W5+Gen1を搭載したまさにハイエンドと言えるスマートウォッチです。
前作よりCPU性能は2倍、電力効率は50%以上良くなったことでWear OSの弱点とも言えるバッテリー持ちも大幅に改善することに成功しています。
外観
右側面にクラウン回転ボタンとその上に直近に使用したアプリを表示できるボタンが搭載されています。
ベゼル部分は特徴的なギザギザの加工がされています。全体的に高級感がありビジネスシーンでも使えるデザインになっていると思います。
本体サイズは50.1(H) x 48.0(L) x 12.2(D)、重さは44.3g、バンド幅は24mmとなっています。
バッテリー
バッテリーは大容量の628mAhを搭載しスマートモードで80時間、エッセンシャルモードで脅威の45日間のバッテリー駆動時間を実現しています。
また、スマートフォンで普及している急速充電にも対応し、30分で65%の充電ができます。
2層ディスプレイ
TicWatch Proシリーズの特徴とも言える2層ディスプレイは今作でも引き継がれています。
通常の1.43インチの有機ELディスプレイと超低消費電力ディスプレイ(FSTN液晶)の2層構造になっています。
超低消費電力ディスプレイ状態でも日付、時間、歩数、心拍数などの情報を確認することができます。またバックライトも18色から選ぶことができます。
MIL規格に対応
TicWatch Pro 5はアメリカ国防総省が定める雨、砂、氷、衝撃、振動などのさまざまな環境ストレスに耐えるUS-MIL-STD 810H認証を取得しています。
GPS
GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、Beidouの5つの衛星システムに対応しているのでランニング記録やGoogleマップなどの利用時に正確な位置情報を取得することができます。
文字盤
文字盤についてはGoogle Playストアからアプリをダウンロードして自由に追加することができます。
※アプリによっては課金が必要なものもあります。
バッテリー持ちについて
レビュー前はWear OSのバッテリーは1日持つか持たないかくらいの印象を持っていました。
しかし、実際に使用してみるとAOD(有機EL)や健康機能をフルに使っていても1日50〜60%程度の消費で抑えることができました。
お風呂に入っている時間で満充電できるので私のライフサイクルではバッテリーを気にせずに使うことができました。
2層ディスプレイ
2層ディスプレイの使い勝手については悪くないのですが前項で紹介した通りバッテリー持ちが良くなっているので超低消費電力ディスプレイの存在価値が相対的に下がっているのではないかと感じました。
また有機ELディスプレイが2層になっていることで薄っすら青白く感じることもありました。
Google Payで決済はできるのか?
TicWatch Pro 5はGoogleウォレットとGoogle PayでのNFC決済に対応しています。
ただしFeliCaは非搭載なのでiD、QUICPay、交通系のSuicaなどの電子マネーは使えません。
また、私がメインカードとして使っている三井住友カードのナンバーレス(NL)、OliveフレキシブルペイはGoogleウォレットに登録ができませんでした。
Wear OSに登録できるのは基本的に銀行系のデビットカードのようです。私が調べたWear OSに登録できるカードは下記の通りです。
※使用を検討されている方はGoogleのHPで最新情報の確認をお願いします。
りそなデビットカード
りそなデビットカード(JMB)
りそなビジネス デビットカード
三菱 UFJ-Visa デビット
PayPay銀行 Visa デビット
Revolut スタンダード デビットカード
Revolut プレミアム デビットカード
Sony Bank WALLET
北國 Visa デビットカード
北國 Visa 法人デビットカード
エポスカード(Visa ブランド)
【住信 SBI ネット銀行】
スマホデビット(Mastercard)
デビットカード(Mastercard)
プラチナ デビットカード(Mastercard)
TSUBASA ちばぎん Visa デビットカード(Visa)
TSUBASA ちばぎん Visa ビジネス デビットカード(Visa)
バンドルカード
私は三菱UFJ銀行と住信SBIネット銀行の口座を持っているので住信SBIネット銀行のデビットカード(Mastercard)を即日発行して登録してみました。
使用方法はGoogleウォレットのアプリを起動した状態でタッチするだけです。
Googleアプリ
数多くあるスマートウォッチの中でTicWatchを選ぶ理由の一つがGoogle純正のアプリが使えることではないでしょうか。
実際にGoogle純正のアプリが使えるのか検証してみました。
Gmail
TicWatch Pro 5はメールの通知確認に加えてGmailアプリにも対応しています。
Gmailアプリでは過去のメールの確認もできます。確認できる範囲は日数なのか件数なのかはわかりませんが私の環境では過去二十日間までのメールが表示できました。
Googleカレンダー
カレンダーについては予定の確認と消去はできますが、予定の新規登録や修正はできませんでした。
Googleマップ
地図表示はもちろん、目的地までの経路案内もTicWatch Pro5で行うことができます。
電話&メッセージ
TicWatch Pro5はマイクとスピーカーが搭載されているので電話をかけて通話することができます。
メッセージについてもTicWatch Pro5からメッセージの入力、送信まで行うことができます。キーボードが小さいので入力はやや難しいですが定型文や音声入力にも対応しています。
Google ウォレット
前項で詳しく紹介しましたがTicWatch Pro5はVISAやMastercardのNFCを利用したタッチ決済に対応しています。
Keepメモ
Keepメモアプリは作成したメモの確認と新規作成もできます。
入力はメッセージアプリと同様にキーボートと音声入力に対応しています。
Google Playストア
Google PlayストアからTicWatch Pro5単体でアプリをダウンロードすることができます。
Google Home
私はAndroidTVくらいしか対応デバイスをもっていませんがTicWatch Pro 5からデバイスのオン・オフやオートメーションの操作ができるようです。
YouTube Music
YouTube Musicアプリはダウンロードした音楽をBluetooth接続したイヤホンで直接再生することができます。
その他のアプリ
LINE
LINEアプリもGoogle Playストアからダウンロードすることができます。
メッセージアプリと同様にトークの確認と入力ができます。音声通話はできませんでした。
Simple Pixel
Simple Pixelは文字盤アプリです。
全ての機能を使用するには課金が必要ですがウィジェットボタンを4つまで自由にカスタマイズできたり各種情報も4つまで表示できます。
また、日付の表示形式や文字の色も細かく設定できるので気になる方は是非試してみてください。
iosには非対応
Googleアプリとの連携が強化した影響かは分かりませんがTicWatch Pro5はiPhoneで使用することはできません。
対応OSはandroid8.0以上です。
販売サイト
TicWatch Pro5はGoogle Payにも対応しハイエンドスマートウォッチの完成形とも言える進化をしています。
購入しても後悔することはないと思いますので気になる方はぜひ販売サイトをチェックしてみて下さい。
コメント
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