今回、1MORE様からオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンの「1MORE Fit SE OpenEarbuds S30(読み方:ワンモア フィット エスイー オープンイヤバッズ エスサンジュウ)」(以下、1MORE Fit SE S30)をご提供頂いたので使用した感想を紹介します。
『1MORE Fit SE S30』は国内最大級を誇るオーディオビジュアルアワード「VGP2024」にて「Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満)部門」で部門賞も受賞した低価格でありながら音質も良いオープンイヤー型のイヤホンとなっています。
外観
同梱品は本体、USBタイプAtoCケーブル、取扱説明書です。
外箱は英語と中国語表記のみですが説明書は日本語に対応しています。
ケースはプラスチック製でPCのマウス並みの大きさがあります。
背面にUSBタイプCの充電口があり、前面の中央にインジケーターがついています。
イヤホン本体の外側は青く光沢感のある加工がされています。
放射線状に光が反射するので見る角度によって見え方も変化します。
下部にはマイク穴、内側には充電用端子が配置されています。オープンイヤー型なので内側はフラットな形状で耳の中には入らない構造になっています。
イヤーフックはシリコン製で弾力のある質感になっています。角度を変える可動部分はないので耳に巻き込む形で装着するタイプとなっています。
音質について
1MORE Fit SE S 30はコスパモデルですが14.2mm DLCダイナミックドライバーを採用しており音質に安っぽさはありません。
静かな部屋で聴く分にはエントリーモデルのカナル型と同等かそれ以上の音質に感じました。
私のように移動中に音楽を聴いたりYouTubeを視聴するような使い方であれば必要十分な音質です。
またペアリングアプリの『1MORE MUSIC』でイコライザー設定もできるので自分好みの音質に調整もできます。
オープンイヤー型のメリット
オープンイヤー型は耳の穴を完全に塞がないため音楽を聴きながらでも周囲の音や人の声を聞くことができます。
なのでランニング中に車の音が聞こえたり、家で家事をしながら音楽を聴いたり、イヤホンをしたまま会話もできたりなど「ながら聴き」をする時におすすめです。
カナル型にも外部音取込機能がありますがのホワイトノイズや機械的な音が個人的に苦手なので私はあまり使っていませんでした。
またカナル型で気になっていたイヤーピースなどの汚れもオープンイヤー型ではほとんど気にならなかったのも大きなメリットでした。
装着感について
本体が10gと軽量なことに加えてイヤーフックもフワッと耳に乗せるような感覚で痛みも重みも感じないので最初は逆に落ちてしまうのではないかと不安になりました。
実際にはイヤーフックを耳に巻き込むような形で装着するので激しく動いても落下するようなことはありません。
カナル型のイヤーピースの圧迫感が苦手な方にもおすすめできます。
タッチコントロール
本体のロゴ部分をダブルタップ、トリプルタップすることで音楽の再生、音量調整、次のトラックなど左右それぞれ自由にペアリングアプリの『1MORE MUSIC』でカスタマイズができます。
私はandroidスマホでペアリングをしていますがGoogleアシスタントも使用できました。
気になった点
『1MORE Fit SE S30』はコスパモデルなので当然コストカットした部分やオープンイヤー型ならではのデメリットもあります。
実際に私が使用していて気になった点を紹介いたします。
電車内での使用
電車内でも音楽を聴くことはできますが、YouTubeやTikTok、ラジオなど音声をはっきり聞きたいシチュエーションでは電車の騒音で音声がかき消されてしまい使うことはできませんでした。
カナル型イヤホンのノイズキャンセリング機能を使い電子耳栓として使っていましたが、オープンイヤー型の場合は耳栓としては当然使用できません。
また、電車内で音量を上げると音漏れも発生するので電車内での使用がメインの方は購入前に注意が必要だと思います。
ケース
ケースは手触りもよく軽量ですが、全体的に丸みを帯びたデザインに加えてケースを開く時の指の引っ掛かりが浅く、外で脱着する時に落としてしまいそうで不安を感じました。
充電
コスパモデルなので仕方がないと思いますがワイヤレス充電と急速充電には対応していません。
スペック
カラー | ベージュ/ブラック |
イヤホン重量 | 10g |
イヤホンサイズ | 44.92 × 47.11 × 22.64 mm |
ケースサイズ | 104.8 × 54.6 × 30.0 mm |
Bluetoothバージョン | 5.3 |
Bluetooth規格 | HFP/A2DP/AVRCP |
再生時間 | 約10時間(イヤホン) 約30時間(充電ケース) |
インピーダンス | 16 Ω |
周波数帯域 | 2.400 GHz ~ 2.4835 GHz |
まとめ
初めてのオープンイヤー型のイヤホンでしたが、スポーツやながら聴きなど目的がはっきりしている場合にはカナル型よりもメリットを感じました。
『1MORE Fit SE S30』はコスパモデルなのでワイヤレス充電や急速充電等には対応していませんが1万円以下で購入できるオープンイヤー型イヤホンとしては間違いなくトップレベルの音質と品質の良さがあるので購入を検討されている方は販売サイトを確認してみてください。
また1MOREからはハイスペックモデルの1MORE Fit S50も発売されているので気になる方は合わせてチェックしてみてください。
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