2024年5月9日に発売されたTicWatch Pro 5 Enduroの後継機である『TicWatch Atlas』が2024年10月16に発売されました。
今回は、Mobvoi様よりレビュー用にご提供頂きましたので前作から何が進化したのかを中心に紹介いたします。
外観
前作のTicWatch Pro 5 Enduroは比較的シンプルなデザインでしたが、今作のTicWatch Atlasはベゼルに凹凸のあるデザインに変更されました。
ベゼル部分に『時刻表示』や『MENU』、『▲』が印字されるようになったので外での視認性も高くなっています。
回転クラウン部分にアクセントとして入っていた赤色が今作では明るいオレンジ色に変更されました。
回転クラウンボタン自体も大きくなり操作性が向上しました。サブボタンについても前作よりも高さがあるデザインに変更され押しやすくなっています。
全体的にアウトドア向けに視認性や操作性が向上した印象です。
バンドは前作と同じ少し太めの24mmのフルオロエラストマーバンドです。
バンド全体にテトラポットのような細かなデザインが入っており手触りも良くなったように感じます。
また時計本体に近いに部分に凹みあり、この凹み部分が折れ曲がることにより装着がしやすくなりました。
前作との違いについて
項目 | Ticwatch Atlas | Ticwatch Pro 5 Enduro |
ディスプレイ | 1.43インチ(466× 466) 326ppi | |
有機EL+ FSTN液晶の二層式ディスプレイ | ||
サファイアクリスタルガラス | ||
サイズ | 52.2 x 47.8 x 12.05 | 50.15 x 48 x 11.95 |
重量 | 47.2g | 44.7g |
カラー | ブラック シルバー | ブラック |
対応OS | Wear OS by Google | |
SoC | Snapdragon W5+Gen1 | |
メモリー | RAM:2GB ROM:32GB | |
バッテリー容量 | 628mAh | |
転倒検出・緊急SOS | ◯ | × |
ヒートマップ機能 | ◯ | × |
スピーカー | ◯ | ◯ |
マイク | ◯ | ◯ |
バイブレーター | ◯ | ◯ |
本体のサイズは前作よりも大きくなり、重量も重くなっています。
カラーについては今回からシルバーが増えて2色展開となっています。
その他、TicWatchの代名詞とも言える有機ELとFSTN液晶の2層ディスプレイや高硬度のサファイアクリスタルガラス、ステンレススチールのベゼル、最大45日間持続するロングバッテリー(エッセンシャルモード)、最新のSnapdragon W5+Gen1を搭載したWear OS等については前作から引き継がれています。
新機能①転倒検出・緊急SOS
高度なセンサーと AI によって転倒や事故が検出された場合、TcWatch Atlas のボタン等を操作する事で119 番に発信できる機能が搭載されています。さらに事前に登録した緊急連絡先のユーザーに位置情報を送信もできます。
新機能②ヒートマップ機能
ヒートマップトラッキングを行い、ワークアウト後に最もアクティブな場所を可視化し、滞在時間、距離、消費カロリーに関する詳細な情報を確認することができます。
YAMAP ・ヤマレコが使用可能
TicWatch Atlas は Wear OS by Googleを搭載しているのでPlayストアから YAMAP やヤマレコなどのアプリをインストールすることができます。
TicWatch Atlasで時間、心拍数、標高、距離や地図で現在地も確認することができるので登山やトレイルランニングをする方にとっては必須とも言える機能ではないでしょうか。
PayPayカードで決済ができる
TicWatch AtlasはNFC決済に対応しているのでクレジットカードをGoogleウォレットに登録することでTicWatch Atlas単体でタッチ決済が可能です。
以前、TicWatch Pro 5 をレビューした時は登録できるクレジットカードは銀行系のデビットカードがほとんどでした。
私がメインで使用している三井住友系のクレジットカードは対象外だったためポイ活の観点からは少し残念な内容でした。
今回あらためて公式ページで対応クレジットカードを調べたところGoogleウォレットにPayPayカード(VISA、Mastercard)が対応していると記載がありました。
私が持っているPayPayカードのブランドはJCBでしたが、Mastercardのバーチャルカードを即日発行してスマートフォン経由でTicWatch AtlasにPayPayカードを登録することができました。
※コード決済のPayPayには現時点では対応していないようです。
PayPay経済圏で生活している人にはTicWatch Atlasを強くおすすめできます。
最後に
TicWatch Atlasは前作のTicWatch Pro 5 Enduroからよりアウトドア向けに進化し、YAMAPやヤマレコといったアプリをインストールすることで登山に最適化されたスマートウォッチとも言えます。
価格については前作から据え置きとなっているので今購入を検討している方はTicWatch Atlasがおすすめですが、セール等で安くなっている場合は前作のTicWatch Pro 5 Enduroでも十分に満足できると思います。
ぜひ購入を検討されている方は公式販売サイトで詳細を確認してみてください。
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